■新しいアルゼンチン・ポピュラー音楽シーンを牽引するサマレア初の国内盤登場です!■
■ノスタルジーとテクノロジーが交錯するエレクトロニックなサウンド、そして疾走するバンドネオンが細胞をシャッフル!■
■ゲストにフェルナンド・カブサッキ、チャーリー・ガルシア他、シーンの重要人物たちが数多く参加!■

 ここ数年アルゼンチンのポピュラー音楽(MPA)が注目を集めてます。メキシコを中心に活動しているグスターヴォ・サンタオラージャが映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』のスコアを手掛けたことも記憶に新しい出来事ですが、その中で中心となっている動きがアルゼンチン発ポスト・ロック=アルゼンチン音響派といわれるシーンです。アルバム『セグンド』が大ヒットしたフアナ・モリーナはデヴィッド・バーンの欧米ツアーの前座に出演、その後カーネギーホールにも出演(2002年と2003年には来日公演)とその中心的存在として認知されています。また彼女のサウンドのキー・パーソンの一人アレハンドロ・フラノフが青柳拓次のユニット?“KAMA AIMA”に参加したり、山本精一や勝井祐二といった日本人演奏家とのコラボレイトでファン層を広げたフェルナンド・カブサッキ等、この日本でも活況をみせています。そんなシーンの中で常に高い音楽性を保ち、作品毎のコンセプチャルな内容や先鋭的なサウンドが評価の高いアーティスト、それがバンドネオン/ドラム奏者フェルナンド・サマレアです(国内盤初登場)。 そのサマレアが2004年に発表、傑作の誉れ高い作品がこの『ファン』です。本作はチリ出身でメキシコを中心に活動を続け、カルト的な人気を誇る映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーに捧げた架空のサウンドトラックという設定。参加メンバーには盟友フェルナンド・カブサッキ、かつてサマリアがメンバーとして参加していた元ボスのチャーリー・ガルシア(アルゼンチン・ロックの超大物)、通奏低音のようなベース・プレイを聴かせてくれるマリア・エヴァ・アルビストゥール、バホフォンド・タンゴ・クラブの仕掛け人の一人ルシアーノ・スペルヴィエージェ等、現在のMPAの最重要人物たちが結集した内容です。サウンドは素晴らしいメロディ&リズム感覚をベースとして、タンゴ+エレクトロニカ・サウンドをまとった音響派独特の先鋭的音作り、まさに今現在のBsAs(ブエノスアイレス)のサウンドです。とにかくサマレアのスピード感と哀愁度を両立させたきわめて前衛的なバンドネオン、パーカッション演奏は圧巻!現地発売レーベルは今話題のロス・アニョス・ルス・ディスコス。また本作は先頃、アルゼンチンで一番権威のある「ガルデル賞」のダンス/エレクトロニカ部門賞を受賞しました。



 1963年ブエノスアイレス生まれ。バンドネオン奏者、ドラマー&パーカッショニスト、作曲家。ブエノスアイレスという土地・風土・文化のアイデンティティを表現しながらコスモポリタンな音楽を創造しているアーティスト。その音楽性はタンゴとエレクトロニック・サウンド、ジャズなどを基調としつつ、極めて前衛的でありながら、どこかしらノスタルジックな匂いのある独創性あるもの。
 80年代前半より音楽活動を始め、80年代半ばよりチャーリー・ガルシアのバンド・ドラマーとして活躍する。89年からバンドネオンも並行して演奏を開始。自身のソロ・アルバムは編集盤含め8枚リリース。アラブの古い慣習に触発されてそれを20世紀のブエノスアイレス版として表現した1st作『El Jardin Suspendido』(98年)に始まり、30年代のブエノスアイレスをテーマとしたドラムン・ベース色濃い2nd『Padre-Ritual』(99年)、架空のフランス ヌーヴェルバーグ映画のメイキング・サウンドトラックというテーマの3rd『Full Femme』(00年)と、凝ったコンセプトと高い音楽性を持った作品を発表する(すべてフェルナンド・カブサッキ、トニー・レヴィンが参加)。その後も50年代ブエノスアイレスの少年院の子供たちをテーマとした『Metejon』(01年)、マドリッドでのライヴ録音を中心とした『Noche en Madrid』(02年)、ベスト&リミックス集『Compilado 1997/2003+Remixes』(03年)、本作『Fan』(04年)を発表。昨年末にはさらに新作『Alhambra』を発表している。

フェルナンド・サマレア/ファン

CD:OMCX-1130  定価¥2,625 (税抜¥2,500)
解説:松山晋也  対訳:滝口西夏

収録曲

01

サイコマジック (曲:フェルナンド・サマレア)
Psicomagico (Samalea)

02

幻覚 (曲:フェルナンド・サマレア)
Ilusorio (Samalea)

03

“死”  (曲:フェルナンド・サマレア)
Arcano sin nombre (Samalea)

04

リンダ (曲:フェルナンド・サマレア)
Linda (Samalea)

05

奇術師 (曲:フェルナンド・サマレア)
El Mago (Samalea)

06

タロット (曲:フェルナンド・サマレア)
Tarot (Samalea)

07

アルビストゥール (曲:フェルナンド・サマレア)
Albistur (Samalea)

08

刀 (曲:フェルナンド・サマレア)
a Katana (Samalea)

09

“恋人”  (曲:フェルナンド・サマレア)
L’Amoureux (Samalea)

10

儀式 (曲:フェルナンド・サマレア)
Ceremonial (Samalea)

11

“太陽”(曲:マリア・エヴァ・アルビトゥール/フェルナンド・サマレア)
Le Soleil (Albistur / Samalea)

フェルナンド・サマレア
(バンドネオン、ドラム、ボンゴ、グロッケンシュピール、マリンバ、tr-808他)
マリア・エヴァ・アルビストゥール
(ベース、シンセサイザー他)
フェルナンド・カブサッキ
(エレクトリック・ギター)1,4,9
グスターボ・セラティ
(エレクトリック・ギター)3,5,8,
チャーリー・ガルシア
(シンセサイザー、ボコーダー他)1,3,7,10
リチャード・コールマン
(エレクトリック・ギター、fx )2,7,8,10
ルシアーノ・スペルヴィエージェ
(シンセサイザー、フェンダー・ローズ、fx 他)1,2,11
ラミーロ・ムソット
(ビリンバウ他)1,6,7,11
エルナン・ハシナント
(シンセサイザー、ピアノ)9
ファビアン・ヴォン・キンティエーロ
(シンセサイザー)4,6,8,11
パハロ・カンサーニ
(ティンバレス他)3,7,11
アンドリュー・クロッカー
(トランペット)3,4
ハビエル・マロセッティ
(ベース、歌)6,11