6人のお年寄りが繰り広げる、抱腹絶倒のエピソードで、中沢家は今日も賑やか!
『中沢家の人々』とは?
今年、落語家生活60周年を迎える落語協会会長・三遊亭圓歌は、二ツ目の歌奴時代から頭角を現して以降、半世紀以上に渡り爆笑王としてトップの座を譲らない、落語界の重鎮。76歳という年齢を感じさせないパワフルな高座で今も客席を大いに沸かせます。
創作落語『授業中』の「山のあなあな...」は大人も子供も知らない人がいないほどの大ヒットとなり一世を風靡しましたが、昭和45年の三代目・圓歌襲名を機に、『授業中』の人気に頼ることをやめ、それを超える演目をつくるべく生み出されたのが、『中沢家の人々』の基になる、おじいさん2人が登場する「G&G」でした。そこに様々なエピソードを折り込んで、自身の両親、妻の両親、さらに亡くなった先妻の両親の計6人ものお年寄りが同居する中沢家の騒動を、虚実交えながら笑いに変えて語る『中沢家の人々』を完成させていきました。以来『中沢家の人々』は、『授業中』以上に人々に親しまれる人気演目となり、圓歌の代表作として今日に至っています。
親を親とも思わないような憎まれ口をたたきながらも、家族ならではの愛をもって描かれているので、笑うことをためらわせない説得力があるのです。大変なことでも笑い飛ばして乗り越えていく、ポジティブな明るさに、どんな人でも一緒になって大笑い。自身が歳を重ねてきたことでの深みも加わり、練りに練られて円熟の域に達した一席です。
CDに収録された『中沢家の人々・完全版』は、65分を超える大作で、この噺を構成するほとんどの*[1]黐素の集大成となります。通常、寄席などでは1人の持ち時間が15分から20分程度と短いため、そこに合わせたショート・バージョンが口演されているので、このフル・バージョンを聞ける機会はなかなかありません。
圓歌十八番ネタである『中沢家の人々』は、これまでも作品化、ドラマ化を望む声が多数ありましたが、60周年を迎えた今年、満を持してのCD発売となりました。
本作は、2005年3月31日に行われた「三遊亭圓歌の会」での、渾身の高座を収録したものです。久しぶりの「完全版」口演にあたり、最近演じなくなっていたエピソードなども思い出しながら、再構成し、超満員の観客を1時間以上に渡って大爆笑させた、会心の一席です。
毎夏、圓歌がトリを務め『中沢家の人々』を寄席で10日間連日口演するお盆興行は、もう10年以上も続いています。『中沢家の人々』を楽しみに、毎年多くの人が詰め叫けるのです。今年の夏も、もちろん10日間。ぜひ一度、寄席で生の『中沢家の人々』を聞いてみてはいかがでしょう。
でも、「完全版」の『中沢家の人々』を聞けるのは、このCDです!
三遊亭圓歌がトリを務め、『中沢家の人々』を10日間連続口演いたします!
8/11(木)〜8/20(土) 上野 鈴本演芸場・昼の部
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